先月25日に米テキサス州で行われた全米大学選手権「NCAA 2019」にて、シーシー・テルファー選手が400mハードル走で優勝。
彼女は以前は男性として活躍する陸上競技選手でした。
性転換した男性が女性向け競技に出るのはフェアか、と物議を醸しています。
男性として生まれたシーシー・テルファー選手は、去年までは男性選手として陸上競技に参加。
しかし記録は振るわず、アスリート上位200圏外。
2018年1月にバーモント州で行われた陸上大会(男子400m走)では、9人中8位という結果でした。
しかしその後にテルファー選手は性別適合手術を受け、女性アスリートとして大会に参加するように。
そしてNCAAでは優勝を果たします。
彼女のタイムは57.53秒。
59.21秒でゴールした2位の女性選手には1秒以上もの大差をつけ勝利したことになります。
外国人記者Robert Johnson氏は「性転換後すぐに全国一位になったという事実は、女性のスポーツに保護が必要だという確たる証拠ではないか」と指摘。
オーストラリアの女性トップアスリートTamsyn Manouさんも「アンフェア」と言及。
「女性と競う男性はあまりに有利すぎる。社会的な性別の問題ではなく、生物学的な性別を理解することが重要」と述べています。
しかしNCAA運営側は「(トランスジェンダーだから)有利だという医学的証拠はない」と反論しています。
ユルクヤル、外国人から見た世界 2019年06月04日
http://yurukuyaru.com/archives/80037883.html