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(写真・図版)
旧ソ連の国歌がきっかけで、ロシア好きになったという声優の上坂すみれさん=瀬戸口翼撮影
人気アニメ「艦隊これくしょん―艦これ―」などに出演する声優で、歌手としても活躍する上坂すみれさん(25)。
高校生の時に旧ソ連の国歌に魅せられ、公募制の推薦入試で上智大のロシア語学科に進みました。大学2年生で声優の仕事を始め、 4年生の時にはモスクワで行われた日本ポップカルチャーの祭典に出演。高校時代の選択や大学での学びが、活動の幅を広げています。
http://www.asahi.com/articles/ASK146R84K14UEHF00S.html
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小学生から今の事務所に入っていましたが、高校生までは学校生活が優先でした。でも、部活動に熱中していたわけではないので、学校以外では、小説や漫画を読んだり、 インターネットをしたり。小さい頃から読書は好きで、小学生の時は「青い鳥文庫」、中学生では江戸川乱歩や夢野久作の作品をよく読んでいました。
■ソ連の国歌に衝撃
中学生になると、サブカルチャーに熱中するようになって、ミリタリーにはまりました。ネットで軍歌をよく聴いていたので、その流れで高校1年生の時に、ソ連の国歌を聴いたんです。
その国歌に衝撃を受けて。それまでロシア語に触れたことはなかったけど、すごくきれいな言葉だなと思いました。そこから歌詞を調べていくと、 国策的な音楽だということが分かってさらにビックリして。「こういう国歌がある国って、どういう所なんだろう」と興味がわきました。
好きになったら、どんどん知りたくなるんです。学校の図書室で色々探すと、「ロシアを知る事典」という大きな事典が見つかって、教科書には載っていないロシア史を知りました。 ソ連初期のサイレント映画のポスターがアバンギャルドで格好良くて、そのポスター展にも行ったり、ドストエフスキーやチェーホフなどのロシア文学も読んだりしました。
他の声優のこの奇怪な人は何だろうって雰囲気が面白かったのに
みんな慣れたか知ったかで普通になっていて詰まらない















