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【お笑い】『キングオブコント2021』が最高だった理由 バラけた審査と空気階段の勝因 [muffin★]
1: muffin ★ 2021/10/04(月) 17:02:20.53 ID:CAP_USER9
『キングオブコント2021』で空気階段が優勝した。今回の『KOC』の最大の特徴といえば、松本人志以外の審査員に、『KOC』で結果を残してきた芸人が新しく選ばれたこと。出場者と世代の近い審査員とはいえ、大会の歴史を踏まえての審査員によって、偏りのある審査は抑制されることが期待。まずは賞レースの客観的基準となる審査を中心に、みていきたい。
1番手となったのは蛙亭。人工生命体がイワクラを母親と認識し、イワクラはそれを拒否するも母性を芽生えさせる、とがった世界観のハイクオリティなコントを披露した。そのためか、例年に比べて高い点数で大会がスタート。その後も新審査員が、幅があり、また高めの点数をつけることで、例年より松本以外の審査員が重要な役割を担う審査となった。
実際に、男性ブランコは、松本以外の審査員が高得点をつけたことにより、3位通過。もちろん本来的に、それぞれの審査員が、勝敗を決定づけていいわけで、健全な審査の結果といえる。
ニューヨークのコントでは、松本が「漫才でもできた」、ロバート秋山が、「ニューヨークを知ってるからこそ、思ったよりベタ」と評し、低評価に終わったように、奇抜で凝った設定のコントが全体として多く、そうしたコントが評価される傾向にあったと思われる。
これまでとは少し違う『KOC』の不安定な雰囲気もある中、審査のバラけ具合の不安を完全に吹き飛ばす形で優勝したのが、空気階段だった。
空気階段の1本目のコントは、松本も97点をつけ、歴代の最高得点486点を獲得する。SMクラブが火事になり、客2人が恥ずかしい格好で協力しながら逃げるコント。
逃げながら階を移るという場面転換と空間的立体感、臨場感を持つコントで、さらに2人はじつは、消防士と警察官で、設定のリアルな滑稽さと、見た目のわかりやすい滑稽さの中に、感動的な物語も入れ込む。あらゆる部分に面白さの深みを持つ作品。
そして、2本目の作品も高い評価を獲得し、完全なる優勝となった。2本目の作品は、『メガトンパンチマンカフェ』という、鈴木もぐらが演じる店主が描いた漫画のテーマ設定を持つカフェのコント。
詳細な架空の設定が面白く、さらに物語は展開し、終盤では、店主がじつは敵役であり、小さなロボットの『メガトンパンチマン』が現れるという、非常に具体的でリアリティのある架空設定とともに観客の予想を裏切る笑いなのだ。
バラけた審査の中、コントの凝った笑いでの突き抜けた満場一致が渇望された状況で、空気階段は見事に期待に応えた。
また、2本目のコントでは、水川かたまりの力の抜けたツッコミもよく、コントならではのバリエーションのある笑いを生み出していたのだ。
伝統的なコントの文化も、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)以来、漫才に遅れをとる時代が続いている。『KOC』が『M-1』に負けない大会になる希望が、空気階段のおかげで、今回、芽生えてきたのかもしれない。