性奴隷「10年間、国内でたらい回しに」 増える現代の奴隷制度
2018/10/18 7時間前
現代の奴隷制度のある被害者は、イングランドで10年にわたり、ギャングの男たちに性的に利用されたらい回しにされてきたと話す。
ジェニー(仮名)さんは、自分は11歳の時から訓練され、13歳の時に、ある男の借金の返済として、麻薬密売者とセ◯クスするよう命じられたと話した。
ジェニーさんを売買した男たちにガソリンをかけられ、火を付けると脅されたこともあるという。
慈善団体の救世軍は、現代の奴隷は外国から連れてこられることも多いが、英国人奴隷の数はほぼ倍増したと話す。
性行為を強要されるほか、ネイルサロンや洗車場で働いていることも多い。
救世軍の人身売買と現代の奴隷制度に対抗する部門の責任者キャシー・ベタリッジ氏は、「現代の奴隷制度は強制労働や性的搾取などさまざまな形でみられ、女性が連れ去られ、だまされ、虐待されている」と述べた。
「逃げられるように見えるかもしれないが、拷問された経験がある可能性もあり、あまりにも怖くて身動きできず、逃げられないのが実際のところだ」
英国生まれのジェニーさんは11歳の時にある男と出会ったが、当初は「とても良くしてくれた」という。
しかし13歳になる頃には、男は麻薬の借金を返済するために密売人とセ◯クスするよう命じるようになっていた。
「本当に何も感じなくなる」
ジェニーさんは後に、一晩で6~7人の男と関係を持つよう強いられ、このつらい体験を「感じないように」するため麻薬を摂取するようになった。
「ただ本当に何も感じなくなる。まるで本当は生きていないように」
ジェニーさんは、引っ越して逃げようと思ったが、ギャングは全国に広がっており見つかってしまったという。
過去には「専門家が機会を逃した」こともあったという。「もっと早く助かり、救ってもらえたかもしれない」
救世軍は奴隷制度の被害者に安全に暮らせる場所を提供しており、同団体が2017~2018年に支援した現代の英国人奴隷の数はほぼ倍増し、86人だったと話した。2015~2016年と2016~2017年、それぞれから44件の増加だ。
人身売買の撲滅を目指す慈善団体ストップ・ザ・トラフィックのシェリル・ムブラ博士は、「非常に危険な、うまく組織された、かなり暴力的な犯罪組織だ。人間は麻薬や武器と比べ移動がかなり楽であるため、こうした組織は営利目的で人身売買をしている」と説明した。
(英語記事 Sex slave ‘passed around for a decade’)
おふぇらの特訓だお