熊本大学大学院の准教授の男が、大阪の入浴施設の更衣室で小学生の女の子の裸を盗撮したとして、逮捕されていたことが分かりました。
警察はほかにも女の子を盗撮していたことを裏付け、すべての書類を検察庁に送りました。
警察によりますと、熊本大学大学院先端科学研究部の准教授、中村容疑者(42)は、ことし7月、大阪・浪速区にある入浴施設の男性用更衣室で、小学生の女の子の裸をスマートフォンで撮影したとして、府の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。
中村准教授はその後釈放されましたが、警察が調べたところ、自宅や大学の研究室から押収したパソコンから裸の女の子の画像が多数見つかったということです。
警察によりますと、中村教授は6年ほど前から盗撮のためにこの施設に通っていたということで、「これまでに100回くらいやった」と供述しているということです。
警察はこのうちあわせて2件の盗撮を裏付け、児童ポルノ禁止法違反などの疑いで、すべての書類を検察庁に送りました。
熊本大学の原田信志学長は「被害者ならびに皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。社会に与える影響の大きさを深く認識し、厳正に対応します」とコメントしています。