執拗な襲撃なぜ、元少年2人へ「全て話して」 ホームレス死亡あす初公判 [愛の戦士★]
岐阜ホームレス殺人事件の犯人は朝日大学野球部?逮捕と現在まで総まとめ
1: 愛の戦士 ★ 2021/03/10(水) 11:00:01.83 ID:JuR2Ra/B9
昨年3月25日、岐阜市の河渡橋で路上生活をしていた渡邉哲哉さん=当時(81)=が少年たちに襲撃され死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた元少年2人の裁判員裁判が11日、岐阜地裁で始まる。元少年らのグループは以前から繰り返し橋の下に来ていた。渡邉さんと共に襲撃の被害に遭った同市の女性(69)は「私たちを執拗(しつよう)に狙った理由が知りたい」と語る。
「少年たちは渡邉さんの命を大切にしてほしかった」。2月27日、大阪市西成区の日雇い労働者が多く生活している通称・釜ケ崎(あいりん地区)で女性は子どもたち約30人に思いを語った。
事件の約2週間前の昨年3月12日深夜、初めてテントに石が投げつけられた。渡邉さんが少年たちを追い払い、数キロ離れたコンビニまで歩いて110番した。その後少なくとも4度襲撃を受けた。関わっていたのは、複数人の未成年の男女。野球という共通点があり、朝日大野球部の部員や実業団に所属する会社員とその友人のグループだった。遊び感覚で深夜に橋の下を訪れ、一部の少年が投石していた。
民家の駐車場に隠れて朝を迎えた日もあった。パトカーが到着する頃には、いつも犯人の姿はなかった。警察には「いたちごっこだからあなたたちが出て行くしかない」と言われ、渡邉さんの護身用の棒を預かっていた女性の方が危険人物扱いされたこともあった。
事件後、家庭内暴力の被害者らに貸与される通報用の端末を渡された。「あの時『女性は身を守る道具が必要』と訴えたのに誰も端末の存在を教えてくれなかった」と講話で悔しさをにじませた。
女性を招いたのは、学童保育などの事業を行う認定NPO法人「こどもの里」(同区荻之茶屋)。釜ケ崎には路上生活をする労働者が多い。全国でそうした路上生活者を狙う襲撃事件が後を絶たないことから、子どもたちが自ら作ったおにぎりを配って安否確認をする「こども夜まわり」にも取り組んでいる。
実際に路上生活者と出会って話をしたことがある子どもは女性の話を聞き、「襲撃している人は外で寝ている人に話し掛けにくいのかな。素直じゃないのかな」と感想文を寄せた。
女性も動機が知りたいと思う。事件前に「ババアに用事がある」と言われたが心当たりはない。襲撃に関わった男女や親からの接触もなく、被告らの心情はうかがい知れないままだ。「ホームレスを汚い、臭いとばかにしていたのだろう。でもどうして私たちだったのか、なぜ何度も狙ったのか。裁判で話してほしい」と望んでいる。
岐阜新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210310-00051344-gifuweb-l21