【解説】破綻危機 中国の不動産大手・恒大集団とは?
1: ぐれ ★ 2021/09/21(火) 02:25:48.27 ID:rs3YG5Fe9
【9月20日 AFP】中国の不動産開発大手、恒大集団(Evergrande Group)が、巨額の債務を抱えて経営破綻の瀬戸際に追い込まれている。国内最大級の民間複合企業である同社は急成長を遂げてきたが、財務の健全性に対する懸念から、今年に入って株価は香港株式市場で急落している。
国内で20万人の直接雇用と380万人の間接雇用を創出しているとする同社は、破綻の回避に努めていると主張している。同社の破綻は、中国経済のみならず、場合によっては世界経済にも波及しかねない。
恒大に関する情報をQ&A形式でまとめた。
Q:恒大とは?
A:中国最大級の民間企業で、不動産開発大手。280以上の都市で事業を展開している。中国政府が推し進めてきた改革開放路線の下、ここ数十年間、不動産開発事業で急成長してきた。
同社の許家印(Xu Jiayin、広東語ではHui Ka Yan)会長は、一時は中国一の富豪に上り詰めたが、2017年に430億ドル(約4兆7000億円)あった資産は、現在は90億ドル(約9900億円)を下回っている。
Q:事業内容は?
A:中核は不動産業だが、近年は多角化を進めている。
中国ではサッカークラブの広州FC(Guangzhou FC、前身は広州恒大:Guangzhou Evergrande FC)の運営母体として広く知られている。
ミネラルウオーターや食品の販売も手掛け、観光業、インターネット関連サービス、保険、ヘルスケアにも投資。子ども向けのテーマパークも建設し、ディズニーランド(Disneyland)より広いとうたっている。
2019年には電気自動車(EV)開発を手掛ける「恒大新能源汽車集団(Evergrande NEV)」を設立した。ただし、市場に投入されている車種はない。
Q:問題点は?
A:一言で言えば、負債だ。
恒大はここ数年、中国国内の不動産バブルを追い風に買収を積極的に行ってきた。
しかし今月に入ってから、負債総額が1兆9700億元(約33兆5000億円)に膨れ上がっていることを公表し、「デフォルト(債務不履行)に陥るリスク」があると警告した。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody’s Investors Service)に続き、フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)とスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も恒大の格付けを相次いで引き下げた。
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https://www.afpbb.com/articles/-/3366512?cx_amp=all&act=all