親は彼(彼女)の将来に希望を抱いてさえいる。
しかし卒業を控えた時期になって初めて、親は自分の子のことをわかっていたようで、わかっていなかったことに気がつく。
最終的に彼(彼女)は社会に適応することができないのである。
一見適応しているかのように見え、期待を抱かせるだけに始末が悪いと言える。
彼は安定した仕事を持つ両親と、同じく正社員として働く兄がいる比較的恵まれた家庭でやや過保護に育てられていた。
大学の成績も生活態度も良く、非社交的で孤立ぎみなことを除けば何の問題もない学生であると思っていた。
就職活動の進行状況について問うと、決まって「今はインターネットとかで企業の情報を集めています」と答える。
「他の学生はもう続々と内定を取り始めているがそのことについてはどう思う」
「はあ、危機感は感じますね…」
そんな会話を何度となく繰り返した。秋になり就職活動が終盤に入る。「もう、大手の会社は大体内定を出していて、もう小さな会社しか募集活動をしていないけど…」「はあ、危機感は感じますね…」いつもそのような会話の繰り返しであった。
しかしこの時点ではさほど心配はしていなかった。「就職活動を何も行わず無職の身として卒業することはないだろう。いつか重い腰をあげるに違いない」と考えていたのである。
就職課からセミナー、合同会社説明会等の連絡が教員にあり、それらは全てコピーした上で彼に手渡し、参加を促していた。多分その数は10 以上であったと思う。
彼は受け取る時に「この会場は家の近くです。だから参加しやすいですね」とか「こんな大規模な説明会がT県でもあるんですね」などと言っていたので、筆者はてっきり参加しているものと思い込んでいた。
しかし、後で問いただすと、ただ案内書を受け取っただけでひとつも参加していなかったということがわかったのである。
筆者がそれ以上強く言わなかったのは、基本的に就職は本人の問題であることと、彼はとても繊細で傷つきやすく、また無業者としての卒業を前にして神経質になっていたからである。
また心配した両親が一度、筆者と大学の就職課を訪ねて来たこともあった。
確かに、性格的に就職活動やその後に続く職場生活は苦手だろうとは思っていたが、このように全く就職活動をしないという方法で対処するとは思ってもみないことであった。
就職活動から、就職・自立というのは誰もが避けて通れない道だと考えていたからである。当然彼も、苦しみつつ自分なりに取り組むものと考えていた。
「就職活動などできるわけがない。
実は彼はひきこもりなのだ」
大学にはきちんと来ており、単位もしっかり取れているので適応していると思い込んでいたのであるが、大学という誰とも関わらずに過ごして行ける環境の中で、偽りの適応を示していただけのことで、ライフスタイルの本質はひきこもりと何ら変わりはない。
中学や高校のようにクラスが固定されている場では、仲間の輪に加われないことがプレッシャーになったり、いじめにあったりするが、大学ではそれがない。
彼にとって大学への登校とは、毎回講演会や映画に行くようなものであり、気軽にできていたのである。
夜遊び等せず真面目に大学に出てくるのも、遊びを知らず、また一緒に出歩く友人もいないことからそうせざるを得ないのである。つまり夜遊びさえできない。
結局、強い非社会性・非社交性を持っているにもかかわらず大学という、学級もなく複雑な人間関係に煩わされることがない環境であるがゆえに、見せかけの適応をしていたに過ぎないのである。
社会に出ていくことへのレディネスの不足は特殊な環境の中で隠されているだけなのだ。つまり社会と本格的に関わるには、あまりにも未熟だったのである。
ただ、真面目に大学に通い、単位もきちんと取れていることから、両親や、担当教員、そして本人も問題点に気づいていなかったのである。
大学時代の彼は社会に参加しているようで参加していなかった。
一応、家の外には出て行くものの、誰とも深い関わりを持つことはなくただ自分の世界の中で生きていただけである。
こういった現象は純粋なひきこもりではないが実質はひきこもりに近いという点で準ひきこもり行動といえると思う。
準ひきこもりは現代病の一種と言えるが、社会進出を控えた大事な4年間を、極めて自閉的かつ無為に過ごすのだから、社会性がほとんど身につかず、卒業しても会社での激務など到底できない。
立ち直るのは難しくそのまま人生自体を無駄にしかねない。
現代の大学生における、フリーター問題、ニート問題、離職率の高さの問題はマスコミ等で連日指摘されているが、その背景にある一つの大きな要因に、準ひきこもり症候群が隠されていることに気づいている人は少ないと思われる。
一般に、非社会的行動は反社会的行動とは異なり、目立たないため見過ごされがちである。
子供の頃は一緒に遊んでたのに引きこもってる奴とかおるし
彼らがどのようなコースを辿るのかについても大体知っている。
彼らは孤独な大学生活を真面目に過ごし、結局は社会で活躍することができない。
しかし大学時代、表面上は適応しているかのように見えることからその問題点について理論的に考察した研究は見当たらない。
そこで、本論では大学生の準ひきこもり行動について基本的な考察を進めて行くことにする。
ワイも就活だけは全くやる気がわかなかったし今でもクソイベだと思ってる
でもまあ何とかなるもんやで
孤独を勤勉とすり替えるな
ホンマに適当に就活するからこんなんでええんかみたいな面して卒業してくぞ
コイツは単に就活しなかったパターンやろ
俺も就活しなくて卒業してからなんとなく派遣のライン工行った
だってさ
新卒しか意味ないと思わんじゃん?
氷河期では当たり前だった
今ナマポ貰って悠々自適に暮らしてるけど働ける気せんわ
もっと伸び伸び生きたいよな
何年貰ってる?親との関係は?
売り手市場やったから就職できたけど生まれる時代ミスったら詰んでたな
ハードだったらどうすんねん中退待ったなしやろ
環境に恵まれとるの自覚せんと
学生時代の閉じた輪に適応し過ぎてた
進振りとかどうしたん
なんとかニートからフリーターにクラスチェンジしたけど職歴ないしマジで積んでるわ
ライン工するにも就活が必要なんやで
それすら出来ん奴や
リクルートが大っ嫌いになったわ
多分この手のやつはそういうのはクリアできる
アイツら人の人生食い物にしてる奴隷商人だからなあ
ホンマそうなんやろな
思い返せば就職する前から辞める奴のムーブしてたもん
全部めちゃくちゃ強い自己顕示欲のおかげや
一流企業に入るか死かだった
大学教授なんてドライな奴ばっかりとおもてたわ
人生が左右される場所で働きたい奴って軽くイカれてるのばかりやよな
27歳からもらい始めて7年目 親とは絶縁状態
>>43
試験勉強はできたから87点取って経済学部行ったよ
東大経済って民間就職志向なんやろ
なんでそこにしたん
文系なら法がよかったのでは
与えられた課題をこなすことに特化しているので研究者の資質があるわけではない
まあ就活は自尊心ゴリゴリ削られて凹むけどもそもそもやらないのがいるとは
ぼくもこれ
わいなんて過去問、レポート写しなしで卒業できる気せんわ
なんとなくコンサルとか目指してたけどコミュ力なさすぎて詰んだ
国家公務員も筆記突破からの全落ち
ワロタ
もう公務員すらこういう人材見放してんのか
行動力の差やね 人間は環境を変えるような動きを取る事にはとても腰が重いので 行動力がなくひたすら受動的な>>1みたいな奴は「身近な友達がいてそいつらが就活で汗かいてる」という身近な圧がかからないと何も動かない
ホンマはそっちを考えた方がええよな
こんな訳のわからん存在より

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