【狂気】元av女優「ﾏﾈｰｼﾞｬｰに言われて旦那と離婚してﾋﾟﾙ飲まされて生中だしもヤラされた」 → ヤバすぎる…

「なぜそこまで信じたのか。なぜ言うことを聞いたのか。今思えば本当に不思議で」－－。結婚直後にスカウトされ、“キカタン”（企画単体）女優としてアダルトビデオ（ＡＶ）への出演を重ねてきた近藤聡美さん（仮名・２０代）。

毎日新聞の動画インタビューで、「マネジャーに『ＡＶの仕事に支障が出るから』と指示され、夫と離婚した」と告白した。

「生理をコントロールするため」とだまされ、ピルを服用後、避妊具なしの撮影を強いられたこともあったという。
「事務所は私を道具としか思っていなかった」と語る近藤さん。「マネジャーの過干渉や恐怖による支配が依存心をはぐくみ、容易に抜けられない状況になっていった」と振り返った。

「私の言っていること、おかしいですよね。自分でもそう思います」。
近藤さんは取材中、そう何度も繰り返した。「でも実際、そういう状況になっていた。洗脳されていたんでしょうか……」

結婚と同時に上京したばかりで周囲に友人もおらず、孤独だった。
仕事が忙しく、帰宅後すぐ寝てしまう夫との会話もあまりない。
そんな暮らしの中、とにかく頻繁に連絡をしてくるのがマネジャーの鈴木氏（仮名）だった。

「さあ面接に行くよ。空いている？」「ああ、空いています」というやり取りが習慣になる。
あらゆる行動予定を把握され、撮影前日に「体調不良で休みたい」と訴えた時は自宅までやってきた。
「執着心がすごい。怒られるのが怖かった」。次第に、外界とつながる唯一のパイプがマネジャーとなっていく。
「依存しちゃっていたのかも」

デビュー翌年に出産した時、鈴木氏から「乳首の色が変わるから母乳は与えるな」と指示され、素直に従った。
さらにある日、突然ピルを手渡される。はじめは抵抗したが「生理をコントロールするため」という説明を真に受け、飲むことを承諾。
その後、ある撮影現場でいきなり「今日は生中出し（避妊具なしで膣内に射精すること）」と聞かされ、避妊のための服薬だったことを知る。

性病との闘い、撮影は「すべて演技」

それは海外サーバーから配信される無修正ポルノ作品の撮影だった。
しかも、３０人ほどの男性が現れては次々に射精していくという過酷極まる内容。事前には全く知らされていなかった。
「ギャラは通常より１０万円ほど高かった。『これで黙っておけ』という意味でしょう」

海外配信の日本人ポルノは「人気が落ちてきたＡＶ女優が最後に行き着く先」とも言われる。
避妊具なしの性交が基本で、近藤さんはこうした無修正作品への出演を続けるうち、性器ヘルペスを発症した。
水ぶくれができて、つぶれてうみが出て、かさぶたになって治るまで１カ月かかる。
撮影は週に１〜２回。「ずっとぶり返していました」という。

性病検査は受けていたが、ヘルペスは検査項目に含まれない。
撮影は常に痛みとの闘いだった。「感じている」かのようなそぶりは「すべて演技です」。
鈴木氏に「きつい」と訴えても、「そういうウイルスとも付き合っていかないとダメだ」とあしらわれた。
「誰にも相談できず、自分で解決しなきゃと思うほど、どうしていいか分からなくなる。
どんどんマネジャーの言うことを聞くようになっていきました」

「洗脳されているんじゃない？」

　鈴木氏はついに「旦那、面倒くさいなあ。離婚してくれ」と言い出した。
撮影や連絡は夫の在宅時間を避けなければならない。
そのため、限られた仕事のチャンスを逃すというのだ。「当時、私も頭がおかしくて……。誰を信じていいのかも分からず、結局、離婚しました」。
離婚調停のための弁護士費用９０万円はＡＶで必死に働いて工面した。
調停の最中、実は夫が近藤さんのＡＶ出演に気付いていたことも判明する。近藤さんの精神状態は急速に悪化していった。

身も心もボロボロだったそのころ、写真撮影会で話をしたファンの一人に「おかしいよ。洗脳されているんじゃない？」と指摘され、我に返った。
事務所社長に「辞めたい」と告げ、違約金を払って連絡を断った。皮肉にも離婚が成立した時、もうＡＶ女優ではなくなっていた。

「普通が一番幸せ」

ＡＶ女優としての平均月収が３５万円ほどだったという近藤さんの貯金は、夫と別れて２カ月で底を突いた。
「３年間ＡＶをやってきて、最後に口座に残ったのは１万４０００円ほど。本当に、何のためにやっていたんでしょうね。何のために……

引退後も鈴木氏に対する恐怖心がぬぐえず、子供と２人でしばらく自宅に引きこもっていた。
玄関付近に人影が見えただけでドキッとする。
睡眠薬なしで眠れるようになったのはつい最近のことだ。
平和な毎日が送れるようになるまで、こんなに時間がかかるとは思わなかった。

　「子供と遊んで、ご飯を作って、お風呂に入って寝る。それができるだけでも十分幸せです」

近藤さんを街でスカウトし、その後マネジャーとなった鈴木氏は毎日新聞の取材に対し、「撮影内容は女優に伝えている」などと反論した。主なやり取りは以下の通り。

－－街でスカウトする時、「ＡＶだ」と説明する？

　鈴木氏　本人が「興味がある」「やりたい」と言えばそういう話になるが、基本的に（路上スカウトを禁じた東京都の）条例にのっとった形になる。「いろんな仕事があるので相談に乗れる」という話の流れはあり得る。

－－事務所に連れて行き、そこでＡＶの話をして納得してもらってから契約を？

　鈴木氏　契約に関してはそうなる。内容が内容なので無理やりというわけにはいかない。

－－芸能界やモデルに憧れている人に「いずれそういう仕事もあるかもしれないから、ステップとしてＡＶをやってみないか」と誘うことはある？

　鈴木氏　実際にそういうルートがあるとして、本人が望むなら営業（担当）として努力することはあると思う。僕自身は独断でそういうことができるわけでもないし、ルートがあるわけでもないので。

－－撮影内容を教えず現場入りさせ、女優が望まない行為をさせたことはある？

　鈴木氏　基本的に制作会社側の話を聞き、内容は（女優に）伝えている。そういうこと（望まない行為）はないという前提で仕事を受けているので、あったとなると制作会社側の問題。

－－制作会社が行う女優の面接にマネジャーとして立ち会っていた？

　鈴木氏　営業は（面接の場に）行くと思うが、僕自身はそこに入って話したわけじゃない。

－－事務所の営業とマネジャーの仕事は分かれている？

　鈴木氏　はい。まあ、人（営業やマネジャー）によって違いはあるかもしれない。（撮影の）内容や会社の規模によっても変わってくる。